アール学派
フォーラム型の学術系サイト!? 社会学、経済学、経営学などの社会科学系が中心。 フォーラム型とは、複数人の執筆によるサイト運営です。みなさまのTB・CMは、歓迎いたします。ご自由にどうぞ。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
工学的・論理的な視点の乏しい小売業(夢幻人)
小売業を良くは思わない考えは、古くは、時代劇に出てくるような悪徳商人、そして金の亡者的視点、さらには、逆にお客にペコペコと迎合する姿という観念が背後に存在し、これらの粗野な面が強調された結果とも言える。
しかし、これらは単に表層部として捉えることのできる部分に過ぎない。
真に見るべきは、この業態の深層の思考や行動姿勢にあると考えるべきである。
第1に挙げるものは、工学的視点の欠如である。つまり、建前上はシステムとして捉えながらも、コントロール可能な実際の動作や流れとして的確に運営されていない。ある種の顧客とのやり取りを除けば、特に量販店においては、本来システム化の意味を含んだ存在であるため、極めて工学的に運営することが可能である。そして、一貫した流れに滞留があるとしても、フィードバックし修正を試みることが少ないように感じる。また、それは商業であっても、分業化された結果、個人の全体を見る視点が欠如しているとも言える。荒っぽく言えば、売れればいい他はどうでもいいとか、売れない人間はすげ替えればいいという個人が技術的強みを持ち得ない代替可能性の低さが影響のでもある。
第2には、論理的思考の欠如である。事前準備を十分に行うわけでもなく最終的に肉体労働や精神力でカバーするとか、せっかくのIT機器を導入してもうまく活用できていないのが現状と言える。前者については、戦後60年が経つが、当時と変わっていない思考パターンである。後者については、例えばこんな奇妙な話がある。あるコンビニでは、社長の好みだからと、POSデータをも無視した形で、特定の商品を入れているものもある。POSシステムには、後追いデータという欠点があるが、それを別として負の嗜好性で経営を行うのでは、何のためのシステムか分からなくなってしまう。
もちろん、この2つの側面は密接に関係しているもので、単独での機能はありえないと考えられる。
【参考文献】
NHK取材班 編『ドキュメント太平洋戦争』角川書店(絶版)
ジェフリー・K・ライカー著『ザ・トヨタウェイ(上)』日経BP社
ジェフリー・K・ライカー著『ザ・トヨタウェイ(下)』日経BP社
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://risblog.blog14.fc2.com/tb.php/27-28304e3b
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 アール学派 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。