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欲望? それとも敬虔?”ゾンバルトその1” (Yu-ta)
“地獄の沙汰も金しだい”とは何時の時代からか、正確な事は歴史をやっている連中にまかせるとしまして、富が貨幣で蓄えられるようになってから、まぁそういう傾向はあったんでしょうね。
ご多分に漏れず、今の世の中でもそうなんですが、最近はアレらしいですよ。エンマ様を買収すると贈賄になりますので、エンマ様の会社、エンマ商会を買収しまして子会社にして、天国行きにするように命令するといいんだそうです。
さて、個人の欲望を積極的ではないとしても一先ずOKとした今の資本主義の起源を、ウェーバーあたりは実はイギリスプロテスタントの思考習慣に求めた例のは有名ですね。
逆に、いやいや、資本主義は人間の欲望を追及するために機械技術と、それを可能にする資金(を資本に転化する事)を供じたんだよ~とゾンバルトあたりはいう訳です。
「恋愛と贅沢と資本主義」にてゾンバルトは、封建時代末期の富裕層がいかに贅沢を好むかを得々と説いているんですが、それは封建性という階級・階層社会の中で、いかに自己を高貴にみせるかというか、まぁそんな上等なものでもなくて、要するに金をつぎ込んで人様によく見せるか、或いは人様の放蕩っぷりに負けないくらい放蕩をするかと言う事です。
放蕩っぷりを満喫するためには先立つ物が必要なんですが、さすがに大物は違います。
先立つ物、なんてのは俺の顔だっ!( ̄^ ̄)と言う訳で、平たく言えば信用貸し、見込み立たずの出世払いみたいなものです。
富裕層の多くが都市に住居を構え、彼らの興ずる贅沢品、奢侈品の生産が、例えば絹織物、レース工業、陶磁器、鏡など、必需品でないところから発生したんだ、というのが此方です。
何故、そのような奢侈品の生産が活発になったかといえば、それだけ需要があったのだ、という事で、ぶっちゃけた話が貴婦人へのプレゼント、装飾品・調度品として、などなど男女の色恋でしょ、という訳です。
INDEXを一瞥してもわかるのですが、流れとしては都市の成立→富裕階級の集住→奢侈品の流行→工業制の発生、となっています。
その点、必要な労働を如何に手っ取り早く終えて、ひたすら敬虔な生活のために他の時間は神のために使いなせぇと言う玄人集と、まぁ敬虔は世間並としても手っ取り早く仕事したらいいよね、という感じの在家信者とのトホホな関係を描いたウェーバーの話しですと、飽くまでも必要品のイメージが前提となる訳でして、やはり所変わればなんとやら、といったところでしょうか。
3つの経済学で言っているように、基本的には統計を使いながらも、
資料の収集で満足せずに、歴史の動態に挑む心意気は見事。
ただ、近年”ゾンバルトの統計改竄疑惑”なる説も出てきまして、残念っ!

恋愛と贅沢と資本主義
ヴェルナー ゾンバルト Werner Sombart 金森 誠也
4061594400

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